カラコンの正しい保存方法とは?お手入れ用品と手順を詳しく解説。

コンタクトレンズのお悩み
Contact lens with container and tweezers on white background

「カラコンって普段どうやって保存するの?」と疑問に感じていませんか?

カラコンは目に直接触れるものだからこそ、適切な保存やお手入れはとっても大切なんです。
特に長期間使用するタイプは汚れが溜まり、ケアをサボると目に負担をかけてしまいます。

この記事では、正しいカラコンの保存方法や必要なケア用品、そして具体的な手順について詳しく解説します。

1.カラコンは使用後どう保存するの?

まず、使用後のカラコンはどう保存するのか、詳しく解説します。

ケア用品で毎日お手入れする

カラコンは、コンタクトレンズ専用のケア用品を使い、毎日お手入れしてから保管します。
お手入れに使うケア用品は、次の通りです。

1.洗浄液
2.保存液
3.レンズケース

長期間使う2Weekや1ヶ月タイプであれば、カラコンと一緒にこれらの用品も準備しましょう。
なお、1Dayタイプは1日で使い捨てるため、ケア用品は不要です。

お手入れの必要性とは?

カラコンで安全におしゃれを楽しむためには、毎日のお手入れが欠かせません。
お手入れをサボってしまうと、目に違和感やトラブルを引き起こす原因となります。

カラコンには、使っていくうちに空気中を漂うホコリや、目が分泌するたんぱく質などが付着していきます。
これらの汚れはしっかり落とさないと、レンズの品質が劣化したり雑菌が繁殖したりして、目にダメージを与えてしまうのです。

毎日のケアを習慣にすれば、いつでも清潔な状態で使えてレンズも長持ちするので、目の健康を守れます。

2.お手入れに必要なケア用品

次に、カラコンのお手入れに必要なケア用品について見ていきましょう。

洗浄液と保存液

カラコンのお手入れには、洗浄液と保存液を使用します。

洗浄液とは、カラコンの表面に付着した汚れを洗い落とす溶剤のことです。雑菌やホコリ、たんぱく質などを取り除くことで、目の健康を守ります。

もう1つの保存液とは、清潔な状態でレンズを保管するための溶剤のこと。カラコンを保管中、レンズの乾燥や雑菌の繁殖を防ぎます。

カラコンを毎日快適に使うためには、これらのケア用品が欠かせません。

MPSタイプなら1本で済む

カラコンが初めての方や、より簡単にお手入れしたい方には「MPSタイプ(マルチパーパスソリューション)タイプ」が便利です。

MPSタイプであれば、洗浄・すすぎ・保存というお手入れの工程を1本で済ませられます。
複数の液を使い分ける必要がなく、手間もかかりません。

普段から持ち歩きやすく、旅行先でも利便性が高いので、忙しい方にもおすすめです。

レンズケースも必要

カラコンの保存には、専用のレンズケースも必要です。

レンズケースとは、外したカラコンを保管しておくケア用品のこと。左右に分かれたスペースに保存液を注ぎ、そこにレンズを浸して保管します。

カラコンと同様に、レンズケースも日ごろのメンテナンスが必要です。レンズケースを洗っていないと、お手入れしたレンズに汚れが付着してしまいます。

レンズケースのお手入れは、洗浄液で洗って自然乾燥させます。また、月に一度は新しいものと交換すれば、より衛生的ですよ。

3.カラコンの保存方法

ここからは、実際にカラコンを保存する手順について、詳しく解説します。

事前に手を石鹸でしっかり洗う

カラコンを触る前には、手を石鹸でしっかり洗い、清潔な状態にしましょう。
汚れた手で扱うと、カラコンを通じて細菌が目に移ってしまうリスクが高まります。

手洗いでは爪の中の汚れもきちんと落とし、水分もしっかり拭き取ってから、レンズに触れるようにしてください。

オシャレを安全に楽しむためにも、カラコンは清潔な手で扱ってくださいね。

指で優しくこすり洗いする

手を洗ったら、洗浄液を使ってカラコンをこすり洗いします。

人差し指の上にレンズを置いて、数滴の洗浄液を垂らし、指の腹でゆっくりとこすってください。
この作業によって、レンズ表面に付着したホコリやたんぱく質などの汚れが取り除かれます。

強くこすりすぎるとレンズが破れてしまうことがあるので、丁寧に優しく洗いましょう。

レンズケースに保管する

カラコンを洗浄液で洗った後は、レンズケースに保存液を満たして保管します。

保存する際には、カラコンが完全に浸るように保存液をたっぷりと注ぐのがポイントです。
レンズが空気に触れると乾燥してしまうため、しっかりと保存液に浸しましょう。

また、保存液は使い回さず毎日取り替えるとともに、レンズケース自体も定期的にすすぎ洗いをして清潔な状態を保ってください。

4.ケア用品を切らしてしまった時は

最後に、お手入れに必要なケア用品を切らしてしまった時の対処法について、解説します。

水道水は絶対に使わない!

洗浄液や保存液を切らしてしまっても、水道水は絶対に使用しないでください。

水道水には、まれに細菌やアメーバが含まれており、万が一レンズに付着すると目に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、カラコンは水道水に含まれる塩素に弱く、レンズが変形してしまう恐れも。

どんなに困っていても、水道水で代用しないようにしましょう。ケア用品が手に入るまでは、レンズの使用を控えると安全です。

近くのコンビニで携帯用を買う

もしケア用品を切らしてしまったら、近くのコンビニやドラッグストアで携帯用の洗浄液を購入しましょう。

特に多くのコンビニでは、使い切りタイプの洗浄液が販売されています。外出先や旅行先で困った時には、近隣の店舗を探してみましょう。

なお、普段使っているバッグに携帯用を忍ばせておくと、急に必要になった時でも安心です。

5.まとめ

今回は、正しいカラコンの保存方法や必要なケア用品、具体的な手順について解説しました。

毎日安全にカラコンを使うためには、正しい手順でのお手入れが欠かせません。
使用前には、洗浄液や保存液、レンズケースといった必要なケア用品をそろえましょう。
また、使用後のレンズは毎日きちんとこすり洗いして、目の健康を守ってください。

この記事を参考に、正しくカラコンを保存して、安全にオシャレを楽しんでくださいね!

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