コンタクトはおしゃれの自由度がアップしたり、視界が広がったりする反面、継続的に書かるコストや目のトラブルにつながりやすいなどのデメリットもあります。
でも、多くのデメリットは正しい知識があれば避けられるものがほとんど。コンタクトのメリット・デメリットを知ってから使用することが大切なんです。
今回は、コンタクトレンズのメリット・デメリット、眼鏡との違いをご紹介します。メガネでは得られなかった世界を安心して楽しみましょう!
1.コンタクトレンズのメリット
まずは、眼鏡と比較したときのコンタクトレンズのメリットからみていきましょう。
視界が広く見え方が自然
コンタクトは目に直接レンズを装着するので眼鏡フレームのように視界に制限がなく、くっきりと見える範囲が裸眼と同じくらい広くなります。また、目とレンズが密着するため歪みが少ない自然な見え方になるのもコンタクトの良いところです。
見た目のイメージを変えられる
コンタクトは見た目のイメージを大きく変えられます。眼鏡はそのデザインによって服装やその人の印象が制限されやすいもの。素顔と変わらないコンタクトなら自由にファッションを楽しめます。
さらに、眼鏡は強い度数だと目が小さく見えたりしますが、コンタクトではそれがなく、カラコンを使えば目を大きく見せることもできます。垢抜けた印象を作るには最適でしょう。
快適に運動できる
スポーツや部活で体を動かす人は特にコンタクトがおすすめです。スポーツ中は眼鏡の破損やズレ、レンズの曇りが集中を妨げることも多いでしょう。コンタクトにすれば、そんなわずらわしさから解放されてストレスなく体が動かせます。
肌への影響がない
眼鏡を長時間かけていると鼻パッドなどの跡が残りやすいもの。人と会う約束があったりするとちょっぴり恥ずかしいですよね?しかも毎日メガネをしていると、その部分が色素沈着を起こして肌に残ることもあります。コンタクトであればそういった心配はありません。
曇りや汚れが気になりにくい
眼鏡はマスクや気温差で曇りやすくて、視界が悪くなることも多いですよね?定期的にレンズを拭いたり、曇り止めをつけたりするケアは意外と大変です。でも、眼の中に入っているコンタクトレンズは外気の影響を受けにくいので、汚れや変質がない限りは曇りません。常にクリアな視界で過ごせて快適です。
度数が強くても矯正できる
コンタクトは視力矯正器具としてもメリットがあります。眼鏡のレンズよりも目に近いため、同じものを見ようとしたときレンズ度数を低く抑えられます。眼鏡で強い度数にしようとするとレンズの厚みや重さなど何かと制限が生まれがちですが、コンタクトなら強い近視や乱視にも対応しやすいはずです。
用途に合わせて機能を選べる
最近のコンタクトは近視矯正以外にも様々な機能のものが発売されているので、用途に合わせて選ぶ楽しさもあります。
乱視用、遠近両用、ブルーライトや紫外線をカットしてくれるもの、目の色や大きさを変えてくれるカラーコンタクト、「度なし」で機能のみのコンタクトレンズなどとても種類が豊富です。使用期間も1day、2week、マンスリーから選べるので目的に合わせて選びましょう。
2.コンタクトレンズのデメリット
初めてコンタクトレンズをつける方はデメリットが心配ですよね?でも、リスクを知って正しい選び方や使い方をすればトラブルはそうそう起こりません。デメリットと対策を見ていきましょう。
コストがかかる
コンタクトは使用期間が決まっているため定期的に購入する必要がありますし、購入時には眼科の処方箋がいるので受診料もかかります。また、種類によっては保存液やケース、洗浄液などのケア用品も必要です。
ケア用品や受診は健康を維持するための必要経費なので、コスパの良いコンタクトを選んだり、まとめ買いやキャンペーンを上手く利用してコストを抑えましょう。
2week・マンスリータイプはケアが必要
2weekやマンスリータイプのコンタクトレンズはコスパが良く、購入回数も少く済むのですが、使用する度にケアが必要になります。毎回、専用の洗浄液を使って、洗浄、すすぎ、つけ置きしておかなければならず意外と手間がかかります。
毎日のケアが苦手な人は、お手入れ不要な使い捨ての1dayタイプがおすすめです。
目のトラブルにつながる可能性がある
コンタクトレンズは高度管理医療機器として細心の注意を払って作られていますが、不衛生な手で装着したり、毎日のケアを怠ると雑菌が入り込んで感染症になることがあります。また、装用時間や使用期限を守らず使用するのも目の負担やトラブルの原因になるので危険です。
装用前は手を洗う、装用時間や使用期限のルールは守るなど使用方法をきちんと守ることが大切です。また、違法サイトなどで購入すると粗悪品で目を傷つけることがあるので、ネット購入の際は品質に十分に注意しましょう。
装用できないケースがある
コンタクトレンズは目の状態によっては使用できないケースもあると覚えておきましょう。
例えば、重度のドライアイやアレルギーを持っている人は症状が悪化する可能性があるため装用できません。また、身体の変化が大きい小学生以下の子どもも装用不可とされています。
自覚症状がなくても眼病やアレルギーが隠れている可能性があるので、コンタクトレンズを購入するときは必ず眼科を受診しましょう。
定期的な眼科受診が必要
コンタクトレンズは購入時に眼科を受診して、処方箋を受け取る必要があります。その後も3カ月程度に1回を目安に眼科の定期検診が推奨されています。
少々手間に感じるかもしれませんが、最近はスマホやPCの利用時間の増加などで目のトラブルが増えています。眼病の早期発見や頭痛の原因解明にもつながるかもしれません。目の健康相談をするちょうど良い機会だと考えましょう。
3.コンタクトと眼鏡の違い
眼鏡からコンタクトに変えると具体的にはどんな変化があるのでしょう?
一番大きなのは印象の違い。眼鏡は知的さを与えますが、顔の表情が見えにくいので暗さや近づきにくさを感じさせることもあります。コンタクトに変えると、顔の印象が明るくなり若々しさが生まれます。
視力矯正の対応力の高さもコンタクトレンズの方が上です。眼鏡よりも低い度数でよく見えるようになるので、かなり強い度数まで対応できます。特にハードコンタクトは眼鏡では調整しにくい乱視の矯正にも優れています。極度の遠視、近視、乱視に悩んでいる人はコンタクトを試してみましょう。
眼鏡よりも圧倒的に視界が広いのもコンタクトのいいところです。フレームという視界の限界がないので、車の運転やスポーツなど視野の広さが求められるところでは特に重宝するでしょう。ずっと眼鏡だった方は、曇りも制限もない裸眼のようなパフォーマンスに感動するかもしれません。
4.まとめ
コンタクトは視界の広さやクリアさ、おしゃれの自由度など多くのメリットがありますが、高めのコストや目のトラブルの原因になりやすいといったデメリットを不安ですよね。しかし、ほとんどのデメリットは正しい使い方や選び方、定期的な眼科受診などで解消できます。
眼鏡からコンタクトに変えると、視界は曇ることなく大きく広がり、表情も明るくなります。眼鏡よりも高い視力矯正力があり、これまで強い近視や遠視でや悩んでいた人にも対応できるかもしれません。
コンタクトは眼鏡に比べると手間や費用はかかりますが、そのメリットは大きなものです。ぜひ一度試してみませんか?