「コンタクトレンズの取り扱いが原因で、眼科の先生に怒られた……」
「眼科でコンタクトレンズをネットで買うって言うと怒られる?」
そんな疑問や悩みを抱えていませんか。
眼科の先生に怒られてしまうと、次回から受診に行くのがイヤになってしまいますよね。
しかし、先生はあなたの目の健康のために怒っているのです。
この記事では、眼科の先生が怒る理由と、正しいコンタクトレンズの使い方について詳しく解説します。
1.眼科の先生に怒られた理由とは?
なぜ、眼科の先生に怒られたのでしょうか。
その理由を詳しく見ていきましょう。
目の異常を放置していた
目の異常を放置していた場合、眼科の先生は厳しく指導します。
異常の多くは目の病気が考えられますが、それらを放っておくと最悪の場合、失明の恐れがあるからです。
そのため、目の充血や痛みなど、少しでも異常を感じた場合は、コンタクトレンズの使用を中断してすぐ眼科の検診を受ける必要があります。
眼病の多くは、早く対処すれば最小限の治療で済みます。
そのため、症状が進んでから訪れた患者を見ると、先生も思わず「なんでもっと早く受診しなかったの!」と怒ってしまうのです。
コンタクトレンズの着用時間を守らなかった
コンタクトレンズの1日の着用時間を守らなかった場合も、眼科の先生は怒ります。
着用時間とは、1日に連続してコンタクトレンズを装着できる時間のことで、一般的には「8時間」が目安です。
これを過ぎて使うと、コンタクトレンズが遮ることで目に必要な酸素が供給されず、感染症や角膜の異常が起きやすくなってしまいます。
どちらも症状が悪化すると失明の可能性があるため、先生の口調も厳しめになるでしょう。
コンタクトレンズの装用期限を守らなかった
コンタクトレンズごとに定められた装用期限を守らなかった場合も、眼科の先生に怒られます。
装用期限とは、開封後のコンタクトレンズを安全に使える期限のことです。
1日で使い捨てる1day(ワンデー)や2週間使用できる2week(2週間)、30日間で交換となる1month(1ヶ月)があり、それぞれ開封してからの日数で表示されます。
この装用期限を過ぎたコンタクトレンズは性能が低下し、目のトラブルを招く恐れがあるのです。
自分の判断で異なるコンタクトレンズを使用した
自分の判断で、処方箋に記されたものとは異なるコンタクトレンズを使用しても、眼科の先生はいい顔をしないでしょう。
黒目にかぶせて使うコンタクトレンズには、製品ごとにベースカーブ(BC)というレンズの曲がり具合が設けられています。
黒目のカーブは一人ひとり異なるため、自分の目にフィットするベースカーブのレンズを選ぶ必要があるのです。
自分の目に合わないものを使用すると、コンタクトレンズがズレたり目に傷が入ったりするなど、トラブルの原因となります。
コンタクトレンズのお手入れを怠っていた
コンタクトレンズのお手入れをおろそかにしていても、眼科の先生は怒ります。
お手入れが不十分で汚れが残っているコンタクトレンズを使うと、感染症やアレルギーなどの眼病を引き起こしてしまうからです。
また、正しいケア製品を使わず水道水でレンズを洗っていたり、いい加減な方法で洗っていたりしても同様に、目のトラブルを招きます。
そのため眼科では、検診に来る人に向けて、お手入れ方法の指導が頻繁に行われているのです。
2.こんなケースは怒られたりしない?
一方で、視力矯正ではなくオシャレ目的でのコンタクトレンズ利用や、実店舗ではなくネット通販の購入は、眼科の先生から特に怒られることはありません。
オシャレ目的では怒られない
オシャレ目的でコンタクトレンズにしたいと伝えても、眼科の先生は怒りません。
メガネが似合わなかったりイメチェンしたかったりと、見た目の理由でコンタクトレンズを処方してもらう人は割りと多くいます。
激しいスポーツをするため、競技の時だけコンタクトレンズを装着する人も。
コンタクトレンズにする理由は人それぞれ。
外見の理由で眼科の検診をためらっている人も、気軽に眼科の扉を叩いてみてくださいね。
ネット通販の購入でも怒られない
ネット通販でコンタクトレンズを購入しても、眼科の先生から怒られることはありません。
コンタクトレンズは高度管理医療機器に指定されていますが、ネット通販で買っても違法ではありませんし、多くのショップでは処方箋がなくても購入可能です。
ネット通販は在庫が豊富で品切れの恐れはなく、即日発送に対応しているショップなら急いでいる場合でもすぐに現物が届きます。
例えば、人気ブランドを多く取り扱う通販サイト「LENS LiST」であれば、14時までに注文すると、1箱でもその日のうちに発送してもらえます。
便利な上にお得なまとめ買いサービスもありますので、気軽に利用してみましょう。
3.眼科で怒られないコンタクトレンズの使い方
ここからは、眼科で怒られないコンタクトレンズの使い方について、解説します。
眼科で定期的に検診を受ける
コンタクトレンズを使う方は、眼科で定期検診を受けましょう。
受診の頻度は、3ヶ月に1回でOKです。
眼病の初期はあまり症状が表れず、異常を感じた時にはコンタクトレンズの使用を中止しないといけないほど悪化しているケースがほとんどです。
定期的に眼科を受診していれば眼病の早期発見につながり、症状が軽いうちに処置できます。
一度検査を受けていても、目の状態は少しずつ変化していきますので、定期検診は欠かさないようにしましょう。
コンタクトレンズ着用を1日8時間に留める
コンタクトレンズの着用は、1日8時間ほどに留めておきましょう。
それ以上の装着は目に負担がかかり、眼病などのトラブルを引き起こす原因となります。
症状が悪化して眼科の先生に怒られないためにも、1日の着用時間は守りましょう。
また、着用時間をオーバーしたり着用したまま寝てしまったりした場合は、コンタクトレンズの使用を一時中止するとともに、異常があれば眼科を受診しましょう。
コンタクトレンズの装用期限を守る
コンタクトレンズの製品ごとに指定されている装用期限も、必ず守りましょう。
装用期限を超えて劣化したレンズを使用すると、目のトラブルの原因となります。
装用期限はタイプ別に「1day(ワンデー)」「2week(2週間)」「1month(1ヶ月)」がありますので、製品のパッケージでよく確認しておきましょう。
また、装用期限をオーバーしないよう、開封日を手帳やカレンダーアプリなどで管理しましょう。
ワンデーの場合、一度外したレンズは使えませんので、新しいものと交換してください。
医者の指示に従ってコンタクトレンズを購入する
コンタクトレンズを購入する時は、処方箋で指示されたものを購入しましょう。
ベースカーブなどが自分に合っていないレンズを使うと、トラブルが起きる可能性があります。
眼科の先生が発行する処方箋には、自分の目のベースカーブや度数が記されており、
その指示に沿ってコンタクトレンズを選べばトラブルを未然に防げます。
安全にコンタクトレンズ生活を楽しむためにも、医者の指示には従いましょう。
コンタクトレンズを使ったら必ずお手入れする
「2week(2週間)」や「1month(1ヶ月)」など、装用期限が長めのコンタクトレンズを使う場合は、使用後のお手入れを怠らないようにしましょう。
コンタクトレンズに付着した汚れをキレイに取り除き、清潔に使うことで眼病を予防できます。
レンズだけではなく、保管するレンズケースも忘れずに毎日洗い、定期的に交換してください。
なお、お手入れ方法は眼科で指導していますので、定期検診の際に受けてみると安心です。
4.まとめ
今回は、眼科の先生が怒る理由と、正しいコンタクトレンズの使い方について解説しました。
目の異常を放置していたり、コンタクトレンズを正しく使っていなかったりすると、眼科の先生に怒られます。
一方で、オシャレ目的でのカラコン利用やネット通販での購入については、特に何か言われることはありません。
コンタクトレンズは自分に合ったものを選択し、正しく清潔に利用しましょう。